【フィギュアのリペイント方法】ドラゴンボール『ベジータ』を塗装してみた

ドラゴンボール

Master Stars Piece ベジータのリペイント作例を基に、ラッカー系塗料だけを使った塗装方法を解説します。

筆塗装はせず、すべてエアブラシ塗装しています。今回の塗装方法は非常に手軽ですが、他のフィギュアにも応用の効く内容です。リペイント動画も2分に収まる短い動画になりました。

リペイント動画はコチラ(YouTubeリンク)

この記事はYouTubeでフィギュアのリペイント動画を投稿しているAtsuki Artチャンネルが監修しています。

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【フィギュアのリペイント方法】ドラゴンボール『ベジータ』を塗装してみた

下地塗装、色塗装、トップコートまですべてエアブラシ塗装しました。元のフィギュアの出来が良かったため、今回はフルリペイントではなく、部分的にちょい足しするだけでもそれなりのものが出来上がっています。

他のドラゴンボールフィギュアについても、今回の塗装方法を真似すればガラッと雰囲気を変えることができます。色の塗り重ね方は「ラッカー系だけを複数(2回)に渡って重ねる」という方法です。

今回はラッカー系塗料の特徴である隠ぺい力の高さを生かした塗装方法になります。そのため、アクリル系塗料を使っても、同様の塗装方法では塗料が乗らずにうまくいかないためご注意ください。

使用塗料

①Mr.ベースホワイト1000 (GSIクレオス)

②黄橙色 半光沢/58/ラッカー系(GSIクレオス)

③Mr.スーパークリアー半光沢(GSIクレオス)

使用した塗料はたった2種類(①、②)です。作業時間は2時間ほどでした。

全体手順

リペイントの手順はマスターリペイントが推奨している手順どおりです。

  1. (リペイントの工程を把握する)
  2. フィギュアの材質を確認する:PVC
  3. 使用する塗料を選ぶ:ラッカー塗料
  4. フィギュアを分解する:目と顔面をマスキング
  5. フィギュアを洗浄する
  6. プライマーで下地塗装する
  7. ホワイトで下地塗装する:部分的にホワイト
  8. 塗料を塗り重ねる:ラッカー塗料
  9. 塗料を希釈する
  10. 表面処理する:半光沢でトップコート

大幅に色を変えていますが、元の色を活かしたリペイント作例です。そのため、ホワイトは部分的に塗装しました。では、パーツごとに塗装の手順(7,8)を見ていきましょう!

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ベジータのフィギュアをリペイントする手順

ラッカー塗料で頭部(毛髪)を塗装する手順

使用塗料

①黄橙色 (GSIクレオス)

塗装の手順

顔面をマスキングする。


全体に黄橙色(①)を広くエアブラシ塗装。

ラッカー塗料で上半身を塗装する手順

使用塗料

①Mr.ベースホワイト1000 (GSIクレオス)
②黄橙色 半光沢/58/ラッカー系(GSIクレオス)

塗装の手順

下方から全体にベースホワイトを部分的に薄くエアブラシ塗装。「”気”が下から立ち上がるイメージ」でベースホワイトを下方からエアブラシ塗装します。


ベースホワイトの上に黄橙色(②)をエアブラシ塗装。

手順は、この2つだけです。

「黄橙色でベースホワイトを消すのであれば、ベースホワイト(①)は要らないのでは?」と思うかもしれませんが、もし、ベースホワイトを塗装せずに黄橙色を塗装すると、黄橙色の発色が悪くなります。ベースホワイトを前もって塗装しておくことで、その上に塗る塗料の発色が良くなります。

ラッカー塗料で背面(下半身)を塗装する手順

使用塗料

①Mr.ベースホワイト1000 (GSIクレオス)
②黄橙色 半光沢/58/ラッカー系(GSIクレオス)

塗装の手順

上半身の塗装手順と全く同じです。

下方から全体にベースホワイトを部分的に薄くエアブラシ塗装。
→ベースホワイトの上に黄橙色(②)をエアブラシ塗装。

元の道着の色が暗めの青であるため、シャドウ(青)を塗装しなくてもハイライト(白、黄橙)を塗装するだけで、シャドウとハイライトがほどよく配色されます。

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まとめ

使用塗料も塗装手順も少ないため、時間もかからず、手軽にできる塗装例です。しかし、フィギュア全体のイメージを変えることが出来るため、実践的な塗装方法でした。

ただし、白色は隠ぺい力の低い色であるため、今回の塗装方法をアクリル系塗料で再現するのは難しいです。同様の塗装方法をしたいのであれば、隠ぺい力の高いラッカー系塗料を使いましょう。