
・オススメの「僕のヒーローアカデミア」のフィギュアは?
・出来の良い「僕のヒーローアカデミア」フィギュアがほしい!
造形アカデミーという「僕のヒーローアカデミア」のフィギュアシリーズから死柄木弔(しがらき とむら)の原型カラーverをレビューします。(原型師:山口 範友樹)
造形アカデミーはプライズフィギュア(ゲームセンターの景品)ですが、市販品と比べても遜色のない出来栄えで有名なシリーズです。
(この記事はYouTubeでフィギュアのリペイント動画を投稿しているAtsuki Artチャンネルが監修しています)。
【フィギュアレビュー】僕のヒーローアカデミア『死柄木弔』のオススメプライズ
死柄木弔 フィギュアのオススメポイント
造形が美しい
造形が不気味だけど非常に美しいフィギュア。通常カラーと原型カラーの2色で展開されています。特に原型カラーは美しさが際立っています。
通常カラーと原型カラーの2色展開は、BFC(Banpresto Figure Colloseum)のフィギュアシリーズである造形天下一武道会や造形王頂上決戦でも行われていました。あまりパッとしなかった原型カラーでしたが、今回の死柄木弔にはうまくマッチしています。
シンプルだけど情報量が多い
「手」というシンプルな造形を付け足して情報量をもたせたフィギュア。死柄木弔ならではの造形ポイントをうまく活かしたフィギュアです。従来のフィギュアは「小物類を付け加える」という方法で造形に情報量を持たせるしかありませんでした。
紐の質感も良い。
くすぐりの指が服に食い込んでできた”服のしわ”表現が面白い。
服と手の質感差が巧い。
手の造形がひとつひとつ異なる
よーく見てみると手の甲の筋だったり、手首の角度だったり、指の開き具合がひとつひとつ異なっています。
遠くから全体を観てもよし、近くから細かく観てもよし。じっくり観ていても飽きません。
指先の造形が四角くて角ばっており、原作を忠実に立体化しています。
手に表情があります。
堀越先生賞を受賞したフィギュア
上位3位に入賞しませんでした(第4位)が、原作者の堀越耕平先生より「堀越先生賞」を受賞しました。上位入賞作品は↓のようになってます。
- 第1位:緑谷 出久
- 第2位:トガヒミコ
- 第3位:飯田 天哉
死柄木弔 フィギュアのその他コメント
上半身と下半身の素材が違う
上半身と下半身の素材が異なっています。
- 上半身:PVC
- 下半身:MABS
PVCは柔軟性がありますが、ABSは柔軟性がありません。靴紐もABSなのでポキっと折れやすくなっています。ご注意ください。
まとめ
以上をまとめておきましょう。
- 造形が不気味だけど、美しい
- シンプルな造形だけど、情報量が多い
- 手の造形がひとつひとつ異なり、観ていて飽きない
- 造形アカデミーにて第4位、「堀越先生賞」を受賞。
- 上半身の素材はPVC、下半身の素材はABS
シンプルだけど作り込まれた造形の良さが際立ったフィギュアでした。フィギュアを純粋に楽しむことができる秀作です。