【フィギュアのリペイント方法】ワンピース『ゾロ』をウェザリング塗装

ワンピース

Master Stars Piece ロロノア・ゾロのリペイント作例を基に、油絵具を使ったウェザリング塗装方法を解説します。

この記事はYouTubeでフィギュアのリペイント動画を投稿しているAtsuki Artチャンネルが監修しています。

リペイント動画はコチラ(YouTubeリンク)

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【フィギュアのリペイント方法】ワンピース『ゾロ』をウェザリング塗装

(正面よりもこの角度が個人的にはベストショット)

エアブラシで塗装した後、筆でウェザリング塗装をしています。色の塗り重ね方は少しイレギュラーで「ラッカー系を重ねた後、ウェザリングとして油絵具を重ねる」という方法を取りました。

使用塗料

赤系統の色をたくさん使っています。調色はしていません。

①ブライトレッド 光沢/003/ラッカー系(ガイアカラー)
②ニュートラルグレーⅣ 光沢/074/ラッカー系(ガイアカラー)
③ハルレッド XF-9/アクリル系(タミヤカラー)
④スミ入れ塗料ブラック (タミヤカラー)
⑤Mr.ベースホワイト1000 (GSIクレオス)
⑥オレンジ 光沢/59/基本色/ラッカー系 (GSIクレオス)
⑦レッド 光沢/3/基本色/ラッカー系(GSIクレオス)
⑧ブラック(黒) 光沢/2/基本色/ラッカー系 (GSIクレオス)
⑨ピロールオレンジ H62(ホルベイン)
⑩赤・茶・紅・白 OiL COLOR(ダイソー)

全体手順

リペイントの手順はマスターリペイントが推奨している手順どおり! 油絵具を使うこと以外は、基本に忠実です。

  1. (リペイントの工程を把握する)
  2. フィギュアの材質を確認する:PVC、ABS
  3. 使用する塗料を選ぶ:ラッカー塗料
  4. フィギュアを分解する:目をマスキング
  5. フィギュアを洗浄する
  6. プライマーで下地塗装する
  7. ホワイトで下地塗装する
  8. 塗料を塗り重ねる:ラッカー → エナメル・油絵具
  9. 塗料を希釈する
  10. 表面処理する:つや消しトップコート

では、パーツごとに塗装の手順(7,8)を見ていきましょう!

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ゾロのフィギュアをリペイントする手順

ラッカー塗料と油絵具で下半身を塗装する手順

使用塗料

①Mr.ベースホワイト1000 (GSIクレオス)
②ブラック(黒) 光沢/2/基本色/ラッカー系 (GSIクレオス)
③ピロールオレンジ H62(ホルベイン)
④赤・茶・紅・白 OiL COLOR(ダイソー)

塗装の手順

全体にベースホワイト(①)を広く薄くエアブラシ塗装。

影となる部分にブラック(②)をエアブラシ塗装。

オレンジ(③)を部分的に筆塗装。

平筆の筆先に油絵具(④)を少量つけ、伸ばしたい方向へ筆を軽くチョンチョンと色を乗せる。


伸ばしたい方向へ指で伸ばす。

ダイソーの油絵具ではありますが、今回のように少量であればウェザリング塗装に問題なく使えます。おおまかな印象を決める①〜③の色を塗装した後、ウェザリング塗装をするように部分的に少量の油絵の具を重ねました。

もし、メインカラーとして油絵具を使うようであれば油絵具用の溶剤が必要になりますが、今回のように少量を取って伸ばすような使用法であれば溶剤は必要ありません。特に薄めることなく使いましょう。

ピロールオレンジについてはウェザリングではなく、メインカラーのひとつとして塗装しました。絵の具を薄めるためには油絵具用の溶剤(ペインティングオイル)を使います。

ラッカー塗料で下半身を塗装する手順

使用塗料

①Mr.ベースホワイト1000 (GSIクレオス)
②レッド 光沢/3/基本色/ラッカー系(GSIクレオス)
③ブライトレッド 光沢/003/ラッカー系(ガイアカラー)
④オレンジ 光沢/59/基本色/ラッカー系 (GSIクレオス)

塗装の手順

全体にベースホワイト(①)を広く薄くエアブラシ塗装。
ラッカー系レッド(②)を凹部分にだけエアブラシ塗装。


ラッカー系ブライトレッド(③)を広くエアブラシ塗装。


→ラッカー系オレンジ(④)を凸箇所に部分的にエアブラシ塗装。

クレオスのレッド(②)とガイアカラーのブライトレッド(③)は同じ「赤」系統の色ですが、イメージとしては、クレオスのレッドは赤々とした赤で、ガイアカラーのレッドは朱色に近い赤です。

クレオスの赤を先に塗装した後、ガイアカラーの赤を乗せているので、シャドウは目立たないようにしています。シャドウを目立たせたいのであれば、先にガイアカラーの赤を塗装した後にクレオスの赤を凹面へ塗装しましょう。

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まとめ

基本的なベースとなる色はラッカー系塗料を使用しました。ラッカー系塗料で終了させてもいいのですが、あえて油絵の具を少量だけ乗せることで色彩の変化・深みが出せます。ベースとなる色を塗った後は、好みで色をどんどん重ねていってみてください。