
・フィギュアの台座をリペイントしたい
・プライズフィギュアの台座をつや消しにしたい
本記事では、プライズフィギュアの台座をつや消しブラックに塗装する方法について解説します。フィギュアをリペイントしたことがない初心者の方でも簡単にできる方法です。
本記事はYouTubeでフィギュアのリペイント動画を投稿しているAtsuki Artチャンネルが監修しています。フィギュアリペイント初心者の方でも簡単に試すことのできるオススメの記事です。
【初心者向けリペイント】フィギュアの台座をつや消し塗装する方法

左:塗装前 右:塗装後
完成のイメージはこんな感じ↑です。つや消しブラックに塗装することで、プラスチックの安っぽさがなくなっています。今回はBWFC2 造形天下一武道会世界大会の第2回で優勝した孫悟空のフィギュアを例に解説していきます。
プラスチックで安っぽく見える台座をつや消し塗装にすることで、市販品のような高級感が出てきます。つや消しブラック以外の色に塗装することも可能です。
シリーズもののフィギュアでは、台座の仕様が統一されていて、台座とフィギュアのイメージがうまくマッチしないことがあります。台座のつや消し塗装は特に造形天下一武道会と造形王頂上決戦のフィギュアで有効な方法です。
用意するもの(値段はどれぐらい?)
- プライマー(600円)
- 塗料(500円)
- つや消しトップコート(600円)
金額は全部で約1700円です。1700円で一度買っておけば、フィギュア1体だけでなく、フィギュア数体を塗装することができます。
エアブラシは必要ありません。エアブラシがあれば使ってもいいですが、今回は缶スプレーで塗装する方法について解説します。
それでは、手順に沿って詳しくみていきましょう。
つや消し塗装する7つの手順
動画で塗装の工程をイッキにまとめてみました。合わせて参考にしてみてください。
台座の材質を確認する
フィギュアの箱で素材を確認します。プライズフィギュアの台座の素材はABSかMABSであることがほとんどです。本記事は台座がABSかMABSであることを前提に解説します。
台座を洗浄する
中性洗剤で洗って、ゴミや油分を取り除いてください。洗い終わったらキッチンペーパーに巻きつけて1日ほど乾燥させます。詳細はこちらの記事を参考にしてください。
台座に持ち手を取り付ける
持ち手として、カラの塗料ビンを用意します。(カラの塗料ビンがなければペットボトルでもOKです)。カラの塗料ビンの蓋に両面テープを貼って、台座を取り付けます。
粘着力は「普通〜強め」の両面テープを選んでください。台座はABSという軽い素材でできていますが、塗装する際に上下を反対にしたりします。使用した両面テープは↓です。
結合部をマスキングする
フィギュア本体との結合部をマスキングテープでマスキングしてください。(マスキングテープがなければセロハンテープでもOKです)。もしマスキングしなかった場合、フィギュア本体を差し込むときに結合部の塗料がボロボロと剥がれてしまいます。
塗装するときに邪魔なので、余分なマスキングテープは切っておきましょう。
台座をプライマーで塗装する
タミヤのナイロン・PP用プライマーで下地塗装します。プライマーを塗装することで、上塗りする塗料が剥がれ落ちにくくなります。塗装は2回〜3回です。冬場は15分、夏場は30分ほど乾燥させてください。
塗装①→乾燥①→塗装②→乾燥②(→塗装③→乾燥③)
今回はタミヤのプライマーを使いましたが、ミッチャクロンでもOKです。
台座をつや消し塗料で塗装する
タミヤのTS-6 マットブラックで塗装します。プライマーと同様に、塗装は2回〜3回です。冬場は15分、夏場は30分ほど乾燥させてください。
塗装①→乾燥①→塗装②→乾燥②(→塗装③→乾燥③)
台座をトップコートで塗装する
最後にトップコートを塗装します。使用したのはGSIクレオスのMr.スーパークリアー つや消しです。トップコートも同じで、塗装は2回〜3回。冬場は15分、夏場は30分ほど乾燥させてください。
塗装①→乾燥①→塗装②→乾燥②(→塗装③→乾燥③)
以上で完成です。
まとめ
まとめです。フィギュアの台座をつや消しブラックに塗装するには7つの手順を順番に追っていけば完成します。ぜひ参考にしてみてください。
- フィギュアの箱で台座の素材(ABSかMABS)を確認する
- 台座を中性洗剤で洗う
- 両面テープで台座と持ち手(カラ塗料ビン)を取り付ける
- 台座の結合部をマスキングテープでマスキングする
- タミヤのプライマーで台座を下地塗装する
- つや消し塗料(黒)で台座を塗装する
- クレオスのスーパークリアーで台座を塗装する