
・オススメのワンピースフィギュアは?
・出来の良いワンピースのフィギュアが欲しい!。
今回は日本国内で開催された造形王頂上決戦シリーズのまとめ記事です。初代 造形王頂上決戦 〜 造形王頂上決戦6の入賞作品を各大会ごとにまとめてみました。
造形王頂上決戦シリーズは市販品と比べてみても遜色ありません。むしろ市販品より優れているフィギュアが多数あります。ぜひお気に入りのフィギュアを探してみてはいかがでしょうか。
本記事はYouTubeにフィギュアのリペイント動画を投稿しているAtsuki氏が監修しています。
【まとめレビュー】ワンピースのオススメフィギュア:造形王頂上決戦
造形王頂上決戦1:全ての起源
ドラゴンボールの初代 造形天下一武道会(2010年)から1年遅れて、ワンピースの造形王頂上決戦が開催されました(2011年)。造形王頂上決戦シリーズの流れを作った”原型”の大会と言えます。下記3パターンの原型が全て出揃いました。
- 静止した原型
- 躍動する原型(:ワイパー)
- ”静止”でもあり”躍動”でもある原型(:ドルトン)
初代 造形天下一武道会の影響を受けています。12体のうち8体が動きのある造形で、3体は土台が込みの造形です。全体バランスの優れた”かっこいい”フィギュアが投票数を集めました。(全12体)
優勝 | 準優勝 | 第3位 | |
キャラクター | ワイパー | ロロノア・ゾロ | ドルトン |
原型師 | サイトウヒール | 鈴木 敏志 | SHIGE |
造形王頂上決戦2:既に成熟期
第2回目だけど、もう既にハイレベルな大会(2012年)。第1回大会ではあらが目立つフィギュアがありましたが、今大会ではどのフィギュアもなかなかの造形です。
制作フィギュアが第1回の12体から半分の6体になったことで、細部造形への製品化に伴う劣化が低減されました。
たなびかせたマントによる空間造形が見事なクロコダイルが優勝。圧倒的な人気でした。(全6体)
優勝 | 準優勝 | 第3位 | |
キャラクター | クロコダイル | ブルック | しらほし |
原型師 | VAROQ | 岩倉 圭二 | 大谷 光正 |
造形王頂上決戦3:単色塗装の始まり
塗装表現が制限された第3回大会(2013年)。グラデーション塗装・ウェザリング塗装・スミ入れ塗装が禁止されました。彩色技術ではなく、原型師の造形技術(造形力)に投票基準を限定させるのが目的です。(全8体)
色彩表現の幅が少なくなった分、単色映えする工夫↓が施されています。
- ダメージ表現の造形 :ゾロ、ナイトメア・ルフィ
- 金属色のキャラクター:センゴク、フランキー将軍
- クリアパーツの導入 :シンドリー、チョッパー
優勝 | 準優勝 | 第3位 | |
キャラクター | トラファルガー・ロー | ロロノア・ゾロ | フランキー将軍 |
原型師 | 鈴木 敏志 | サイトウヒール | NAOKI |
造形王頂上決戦4:やっと浮いた
8体のうち4体が宙に浮いた第4回大会(2014年)。ついに”舞空術”の許可が降りました。
パール塗装や金属塗装といった彩色表現を交えながら、微細な造形と全体バランスの優れた原型が入賞しています。(全8体)
中でも、支柱を使わないバギーの”浮き”表現は見事。写真では伝わりづらいですが、空間の作り方も非常に巧いフィギュアです。
優勝 | 準優勝 | 第3位 | |
キャラクター |
サボ |
バギー | エース |
原型師 | 山口 範友樹 | ウロタ | 鈴木 敏志 |
造形王頂上決戦5:純”造形バトル”
ユーザー投票によって選ばれたキャラクターがフィギュア化された第5回大会(2015年)。単色塗装ルールで、かつ、キャラクターが制限されています。造形王頂上決戦シリーズで最も造形に重点が置かれた大会となりました。(全6体)
- トラファルガー・ロー×2体
- バルトロメオ×2体
- ウルージ×2体
優勝 | 準優勝 | 第3位 | |
キャラクター | トラファルガー・ロー | バルトロメオ | ウルージ |
原型師 | 山口 範友樹 | ウロタ | TK |
造形王頂上決戦6:派手に散った最終大会
6体のうち3体が宙に浮いた第6回大会(全6体)。日本国内における造形王頂上決戦シリーズの最終大会となりました。空間を広く使った派手なフィギュアが入賞しています。
優勝 | 準優勝 | 第3位 | |
キャラクター | マルコ | スモーカー | ドフラミンゴ |
原型師 | ウロタ | 山口 範友樹 | VAROQ |
入賞を逃した秀作
上位3位に入賞できなかったけども、出来映えの良いフィギュアをまとめました。
造形王頂上決戦1 ジャンゴ
角度は限定的ではあるものの、細部の造形が優れた秀作。「マントを大胆にたなびかせる」という流行の起源となったフィギュアでしょう。
造形王頂上決戦2 ホーディ
小さいながらも威圧感のある力作。細部の造形が優れています。
造形王頂上決戦3 シンドリー
衣服の質感が見事に表現されている。目がクリアパーツであるのもgood。
造形王頂上決戦3 ナイトメア・ルフィ
上半身がデカくて下半身が細いため、”フィギュア映え”しにくいナイトメア・ルフィ。
太い腕と刀の配置を工夫することによって、脚が細いことによる全体バランスの悪さを見事にカバーしています。
造形王頂上決戦4 ルフィ
彩色制限ルールの中でも単色塗装映えする衣服や小物類と、微細な造形が見事な秀作。入賞しなかったのが不思議なぐらい優秀なフィギュア。
造形王頂上決戦6 ルフィ
直線的で激しい”動”を感じさせる熱い造形。どの角度から見ても素晴らしいフィギュア。
造形王頂上決戦6 ジンベエ
独特で荒々しい造形のフィギュア。原型師:岩倉 圭二 氏の造形アレンジと、ジンベエのキャラクター性が見事にマッチした秀作。
まとめ
フィギュア制作の裏方である原型師に焦点を当てた造形王頂上決戦シリーズ。どの大会を見ても大会ごとに変化がついているので、原型師の戦略や思いが伝わってくる面白い大会です。
次回大会より造形王頂上決戦シリーズ(BFC:Banpresto Figure Colosseum)は海外の原型師を巻き込んで世界進出します。大会の正式名称も英語表記でホームページに掲載されるようになりました。(BWFC:Banpresto World Figure Colosseum)。
次はどんなフィギュアが出てくるんだろうか?
毎年楽しみです。